2025.08.24/

合紙・間紙(あいし・あいがみ)NEW
インク移りを防いだり、印刷物を保護したり、数量の目安とするために、印刷物の間に挟む紙。合紙(ごうし)とは意味と用途が異なる。
アイベルライン(あいべるらいん)NEW
印刷機の色見台で、色を正確に再現するために使われる蛍光灯のこと。
蛍光灯の製造中止に伴い、演色性の高いLED照明などが代替として使用されるようになっている。
アイマーク(あいまーく)NEW
ウエブ輪転印刷機でカットオフコントロール用のセンサで読み取るため、余白部に印刷されたマーク。シール印刷の場合2回目の見当を合わせるために使う。
青焼き(あおやき)
設計図や原稿の校正・複製に使用された技法で、感光紙に原図を重ねて紫外線を照射し、青い背景に白い文字や線が浮かび上がる特徴からこのように呼ばれます。具体的には、製版フィルムなどを青写真感光紙に焼き付けた校正紙や、ジアゾ式複写機(青焼き機)を用いた複製作業を指す。建築や工学分野の設計図複写で広く使われたが、現在はデジタル化の進展により、青焼きの利用は減少。
アウトライン化(あうとらいんか)NEW
デザインソフトで文字や線を輪郭線に変換する作業。この変換により、異なる環境でデザインを開いても文字化けやフォントの置き換わりを防ぎ、デザインを正確に再現することができる。ただし、一度アウトライン化すると文字情報の編集はできなくなるため、重要なデータは必ず事前にバックアップを取っておく必要がある。
赤字(あかじ)NEW
印刷の校正刷りなどに書き込んだ訂正指示のこと。訂正指示は,赤ペンをつかって書き込まれるため赤字という。文字校正では,誤字,脱字などへの訂正指示が印刷校正記号を用いておこなわれる。
アジロ綴じ(あじろとじ)NEW
印刷の綴じ方の一つ
本文の背の部分にノコギリ状の切り込み(アジロ)を入れて接着剤を深く浸透させ、製本強度を高めた製本方法。
ページ同士が部分的に繋がった状態になるため、強度と耐久性が高まりますが、その一方で接着力が強いためページがやや開きにくくなるという特徴もある。
遊び紙(あそびがみ)NEW
本の本文と表紙の間に挟む紙を指し、表紙に汚れや傷がつくのを防ぐ目的で使われる。
アタリ(あたり)
レイアウトやデザインの段階で、写真やイラスト、文字などの配置位置やサイズを示すために一時的に使用する仮の素材や罫線のこと。本番の印刷では削除されるか、差し替えられる仮素材。アタリ画像やアタリ罫など。
厚紙(あつがみ)NEW
一般的な用紙よりも厚みのある紙
圧胴(あつどう)
印刷機で、インキが乗っている版またはブランケットに被印刷物(紙、フィルムなど)を押しつけてインキを転移させるローラーのこと。
アッセンブリ(あっせんぶり)
assemble(集める、組み立てる)が語源で、印刷物を含む複数のアイテムを集め、組み立て、合わせてセットにし、検品・封入・梱包する一連の作業を指す。
アテンションシール(あてんしょんしーる)NEW
商品パッケージなどに貼られる、消費者の注意を引くことを目的としたシール。
多くの場合、商品からはみ出して貼るため、裏面の粘着力が部分的にあるのが特徴。
Adobe CC(あどびしーしー)NEW
アドビ CC(クリエイティブ クラウド)とは、Adobe社が提供する、PhotoshopやIllustratorなど、デザイン、写真編集、動画編集などの主要なクリエイティブツールが使えるサブスクリプションサービス。
網掛け(あみかけ・あみがけ)NEW
文字や画像の背景に細かい点の模様を重ねて修飾する技法。
網点(あみてん)
階調の異なる印刷物を作る際、インキの濃淡を表現するために、細かい点(ドット)の集まりで表現する技法。グラデーションの再現やカラー印刷に使われる。
網線数(あみせんすう)NEW
網点1インチあたりの網点の数を表す数値。
アルグラス(あるぐらす)
メタリックで美しいトーンの紙。印刷後にチヂミ加工(加熱によって表面が縮み、独特の質感を出す加工)ができる。
アルミアルマイト(あるみあるまいと)
アルミニウムの表面を電気化学的に酸化させ、着色する表面処理。耐食性と耐久性が向上。
アルミ蒸着(あるみじょうちゃく)NEW
フィルムにアルミを蒸着させる加工。遮光性・防湿性を高めるために使われる。
アンカーコート(あんかーこーと)
基材に対するコーティング剤またはラミネート材の接着性をよくするために行う下塗りのこと。
アート紙(あーとし)
光沢のある用紙で、紙面の平滑が優れ、白色度も高いため、細かい写真版の印刷に利用される。特アート、並アートの2種類あり、特アートは原紙に上質紙を、並アートは中質紙を使い、原紙表面に白土(クレー)、硫酸バリウムなどの顔料をガゼイン・デンプンなどの糊と混ぜ合わせたものを塗布し、乾燥後、スーパーカレンダーで光沢をつけたもの。原紙両面に塗布したものを両面アート、片面に塗布したものを片面アートという。
RGB変換(あーるじーびーへんかん)NEW
CMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)など他の色空間のデータをRGB(赤・緑・青)カラーのデータに変換すること。
イエロー(いえろー)NEW
印刷の基本色の一つ。CMYKの「Y」に該当し、黄色のインクを指す。
板紙(いたがみ)NEW
板のように厚くて硬い紙の総称で、段ボール原紙や包装用、本の表紙、建材など、さまざまな用途で使用される。古紙が原料として多く使われるのが特徴。
イタリック体(いたりっくたい)NEW
15世紀のイタリアで紙のスペースを節約するために考案された、右に傾いたアルファベットの書体。強調、学術用語、外国語の表記などの補助的な用途で使われますが、文字を機械的に傾けた「斜体(オブリーク体)」とは異なる。
一色刷り(いっしょくずり)
単一のインクのみを使って印刷すること。CMYKといったプロセスカラーの一色のみで印刷したり、特別に調合した特色を用いる場合もある。
糸綴じ(いととじ)NEW
印刷物を複数枚の紙の束(折丁)に折り、それらを糸で縫い合わせる製本方法。糸でかがり綴じる糸かがり綴じと、冊子の見開き中央をミシン糸で綴じるミシン綴じなどがある。強度が高く、長期間の使用に耐えられる。
入れ子(いれこ)
面付けの種類。並列で面付けするより一面を180度回転させて、限られた紙サイズに納めるための手法。
色温度(いろおんど)NEW
光の色味を表す尺度。ディスプレイや写真の色調整に使われる。
色校正(いろこうせい)
色の仕上がり具合を確認することを目的に、前もって出来上がりを点検するために少量印刷すること。
色上質紙(いろじょうしつし)NEW
上質紙に色を付けた用紙。チラシや仕切り紙などに使用される。
色玉(いろだま)NEW
印刷の際に仕上がり領域外に配置される、印刷インキの色や版数(色数)を管理するためのマーク。カラーパッチ、コントロールストリップ、カラーバーと同義。
色分解(いろぶんかい)
フルカラーの画像やデザインを、印刷に使用されるインクの基本色であるCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の各色に分解するプロセスで、各色のインク成分比に応じたデータが作成され、それらが重ねて刷られることで、元の画像の色合いを再現する印刷技術。フィルムポジを作成する際のプロセスでもあった。通常、スキャナーで絵柄を読み取り、デジタル分解する。デジタルデータでは、RGBデータをCMYKデータに変換する作業も色分解と呼ばれる。カラー分解と同義。
員数(いんずう)
白紙、刷本、仕上がったものなどの数量を数えること。
インキ転移率(いんきてんいりつ)
印刷により版上のインキが被印刷物に転移したインキ量の比率のこと。
印刷適性(いんさつてきせい)
印刷作業性、印刷効果など印刷全般に対する被印刷物の適性のこと。印刷機へのフィード性、インキ受理性、インキセット・乾燥性、表面強度、平滑性、均一性、印刷面光沢、網点再現性など多数の項目がある。
印刷ムラ(いんさつむら)
印刷面のインキ濃度にムラがあること。被印刷物のインキ受理性にムラがある場合または版・ブランケット上のインキ畳にムラがある場合などに発生する。
インクジェット印刷(いんくじぇっといんさつ)
ノズルからインキを噴射して印刷する方式。少量生産や試作パッケージに適している。
インクジェット印刷機(いんくじぇっといんさつき)
少部数や個別印刷に適している。紙、ポンジ(布)、タック紙の印刷も可能。ただし1枚ずつセットしないと印刷にズレが出る。版の制作は不要。
インデント(いんでんと)NEW
字下げのこと。文章のレイアウト調整に使われる。
インモールド印刷(いんもーるどいんさつ)NEW
成形と同時に印刷を行う技術。プラスチック容器などに使われる。
ウェイト(うぇいと)NEW
フォントの太さ。Light、Regular、Boldなど。
ウェットピッキング(うぇっとぴっきんぐ)
オフセット印刷で発生するピッキングの一種で、印刷用紙の湿し水が付いた部分が、インキを乗せる際に毛羽立ったり剥がれたりする不良現象のこと。インキの粘弾性や塗工紙の表面強度、印刷速度などがピッキングの発生しやすさに影響。
ウエブ印刷機(うえぶいんさつき)NEW
巻取り状の被印刷物(たとえば巻取紙)に印刷する機械の総称。巻取紙印刷機と同義。
ウェブフォント(うぇぶふぉんと)NEW
インターネット上で使用されるフォント。DTPでもWeb連携時に考慮される。
ウェルダー加工(うぇるだーかこう)
熱を加えて接着させる加工。携帯ストラップなどのアイテム製作に。
ウォーターマーク(うぉーたーまーく)NEW
紙に施された透かし模様。偽造防止やブランド表現に使われる。
浮き出し加工(うきだしかこう)NEW
紙の表面を盛り上げて立体感を出す装飾技法。エンボス加工、浮き上げ、型押しと同義。
浮き汚れ(うきよごれ)NEW
印刷面に意図しないインクのにじみや汚れが発生する現象。
内校正(うちこうせい)NEW
校正刷りを発注者に届ける前に、社内で行う校正あるいはそのための校正刷り。
略して内校(うちこう)。
打ち抜き加工(うちぬきかこう)NEW
型を使って紙や素材を特定の形に切り抜く加工。パッケージやカードなどに使用される。
型抜き加工やトムソン加工と同義。
裏移り(うらうつり)
枚葉印刷機の場合、紙は印刷機の排紙部(デリバリ)で紙受け台の上に刷本が積み重ねられるが、このとき積み重ねられる刷本の重さで、インキがその上にある刷本の裏面に付着して汚すこと。 被印刷物が印刷直後積み重ねられたり(平判シート)、巻き取られた場合に印刷面に接触している被印刷物の裏面へ印刷インキが転移すること。インキのセットが遅い場合に発生する。裏付きやセットオフと同義。
裏ケイ(うらけい)
一番太い0.4mm幅の罫線のこと。
裏白紙(うらじろし)NEW
印刷物の片面に印刷が施され、もう片面が白紙の状態になっている印刷物やページを指す。印刷物をコスト削減やデザイン効果、視認性の向上のために意図的に作成する場合(冊子の表紙など)と、印刷時のミス(刷りヤレ)で片面しか印刷されなかった場合の両方を指す用語。
裏スリット(うらすりっと)
シールなど粘着製品で裏面基材を剥がしやすくするために、裏面基材にスリットを入れること。略して裏スリともいう。
裏刷り(うらずり)NEW
印刷物の裏面に印刷する技法。透明素材を用いたパッケージなどで使用される。
裏付き(うらつき)
印刷物を重ねた際に、インクが剥がれて裏面にはり付くこと。裏移りやセットオフと同義。
裏抜け(うらぬけ)
印刷用紙が比較的薄いときなどに、表側に印刷したインキが裏側に染み透ること。ストライクスルーと同義。
裏表紙(うらびょうし)NEW
書籍や冊子の最後のページの外側。表紙の裏側にあたる。
ウレタンインキ
柔軟性・耐久性に優れたインキ。布やプラスチックへの印刷に使用。
上紙(うわがみ)
物を上から覆う紙、粘着製品の表面基材として使用される紙のこと。
エア抜き(えあぬき)NEW
ラミネート加工などで、空気を抜いて密着させる工程。気泡防止に重要。
エコマーク(えこまーく)NEW
製品やサービスのライフサイクル全体において環境負荷が少ないと認められた商品に付けられる、日本環境協会が認定する環境ラベル。
エスキース(えすきーす)NEW
印刷物のラフスケッチや構成案。デザインの初期段階で用いられる。
エッチング(えっちんぐ)NEW
金属版を腐食させて版を作る技法。グラビア印刷や特殊加工に使われる。
FSC(えふえすしー)NEW
森林管理協議会(Forest Stewardship Council)の略称で、環境・社会・経済のバランスが取れた持続可能な森林管理が行われた認証林から生産された製品に付けられる国際的な認証制度。
演色性(えんしょくせい)NEW
光源を物体に反射させた際に、自然光(太陽光)が当たったときの色をどの程度忠実に再現しているかを示す指標。Ra100が自然光と同様の色再現性を持つ理想の状態。
エンボス(えんぼす)
紙や素材に凹凸をつける加工。高級感や触感を演出するために使われる。
塩ビ(えんび)
塩化ビニル樹脂(ポリ塩化ビニル・PVC)」の略称でプラスチックの一種。耐水性・耐久性・耐候性に優れ、印刷やパッケージの材料、屋外用途のステッカーやサイン、内装材などに広く使われる。軟質塩ビや硬質塩ビ、白塩ビや透明塩ビなどの種類がある。
AR(えーあーる)
Augmented Reality(拡張現実)の略で、現実世界にデジタル情報(画像、動画、音声など)を重ね合わせて表示し、現実世界を拡張する技術や仕組みを指す。印刷物にスマートフォンやタブレットをかざすと、動画や音楽、3Dモデルなどのデジタルコンテンツが画面上に表示される技術は広告やプロモーション、製品カタログなどで活用される。
A判(えーばん)
印刷で使われる国際標準規格(ISO)の用紙サイズ規格で、面積が1平方メートルの「A0」を基本とし、縦横比が一定で分割するたびにサイズが半分になる「白銀比」が特徴。A0の数字が大きくなるほどサイズは小さくなり、A4(210mm×297mm)などが一般的に利用される。
追い刷り(おいずり)
既に印刷されている用紙の印刷面に対して、さらに上から文字や画像などを印刷すること、または、印刷物を刷り終わった後、再度追加で同じ印刷物を印刷すること。前者は「多色刷り」や「刷り込み」の文脈で使われる一方、後者は「増刷」や「増し刷り」と同じ意味で使われる。
凹版印刷(おうはんいんさつ)
印刷技術のひとつで、版に図像を削り込んで、ミゾに流し込まれたインキで印刷物へ圧力を加えて転写する印刷技術。転写された印刷は通常の印刷と異なり山のように盛り上がる。一万円札の印刷にも一部用いられる。
置き版(おきはん)NEW
オフセット印刷などの後工程で再利用するために、印刷版をまとめて保管しておくこと。リピート時間を短縮したり、木型や罫線といった部材を節約したりするメリットがある。
オフセット印刷(おふせっといんさつ)
印刷形式の1つで、インキの着く部分(画線部)とインキの着かない部分(親水部)とに分けられた版(PS版)にインキローラーによってインキを乗せ、版の画線部に着いたインキをゴム製シート(ブランケット)の巻かれたローラーに転写した後、紙にブランケット上のインキを移していく印刷方法。1つの版で多数の印刷が可能である。
オフセット印刷機(おふせっといんさつき)
多色刷りが出来るので写真印刷は得意。ただ、耐光性が悪く分厚い材料も通らない。版材につけたインクをいったん別のパッドに転写(オフ)して、改めて印刷素材に転写する。版が直接印刷素材に触れないので、版の傷みが少ない。
オフセットダブリ(おふせっとだぶり)
オフセット多色印刷機で調子の悪い時などに、前胴の印刷画線のインキの一部が後胴のブランケット上に転移し、次の印刷された画線上に位置が少しズレて、ダブって印刷されるトラブル。
表スリット(おもてすりっと)
印刷物の表面に切れ込みを入れることで、開封を容易にすること。また、シールなど粘着製品で表面基材を剥がしやすくするため、表面基材にスリットを入れること。略して表スリともいう。
折(おり)
二つ折、三つ折、観音折など様々な折り方がある。
折丁(おりちょう)
印刷を終えた折を、実際の仕上がりの大きさになるまで折りたたんだもの。製本の単位。4の倍数のページを一枚の紙に印刷し、これをページが順に並ぶように折って一冊の本に仕上げる。
オンデマンド印刷(おんでまんどいんさつ)NEW
必要な時に必要な部数だけ印刷する方式。少部数・短納期に適している。
オンデマンド印刷機(おんでまんどいんさつき)
インクジェットタイプとは異なり、レーザーでトナーを焼き付けて出力する。両面印刷が可能。印刷の際に必要になる刷版制作が不要のため、比較的短納期で対応することができる。
OCR(おーしーあーる )NEW
Optical Character Recognition/Reader(光学文字認識)の略で、画像データ内の文字を認識し、編集・検索可能なテキストデータに変換する技術。業務効率化やデータ入力作業の自動化に貢献。
オーバーコート(おーばーこーと)
印刷物の表面に保護層(ニスやラミネートなど)を施す加工。耐久性や光沢を向上。
オーバープリント(おーばーぷりんと)NEW
下地の色に重ねて印刷すること。色が混ざるため、意図的に使う場合と避ける場合がある。
オーバーラミネーション(おーばーらみねーしょん)
表面保護、光沢付与、変色防止、耐水性向上などのため、基材の表面に薄いプラスチックフィルムを貼り付ける加工のこと。
OPP・OP(おーぴーぴー・おーぴー)
OPP・OPはオリエンテッドポリプロピレンの略で、PP(ポリプロピレン)の一種。高透明度、高光沢感、パリッとしたコシがあるが引き裂きに弱い性質がある。野菜の包装やせんべいなどの食品、衣料品、雑貨、印刷物、ダイレクトメールなど、幅広い用途の包装材に利用される。OPP袋・OP袋など。(CPPはOPPに比べ透明度は劣るものの、柔らかく、引っ張ると伸びるため引き裂きに強い性質がある。)
OPニス(おーぴーにす)
オーバープリントニスの略で、印刷物の表面に透明な油性溶剤を塗布してコーティングする表面加工技術。印刷面の色落ちや擦れによるインキ移り、剥がれを防ぎ、光沢を出すグロスニスと、つや消しにするマットニスがある。通常の印刷機で印刷できるため、PP貼りより低コスト。
コラム
印刷用語集 vol.1「あ」~「お」

あ
合紙・間紙(あいし・あいがみ)NEW
インク移りを防いだり、印刷物を保護したり、数量の目安とするために、印刷物の間に挟む紙。合紙(ごうし)とは意味と用途が異なる。
アイベルライン(あいべるらいん)NEW
印刷機の色見台で、色を正確に再現するために使われる蛍光灯のこと。
蛍光灯の製造中止に伴い、演色性の高いLED照明などが代替として使用されるようになっている。
アイマーク(あいまーく)NEW
ウエブ輪転印刷機でカットオフコントロール用のセンサで読み取るため、余白部に印刷されたマーク。シール印刷の場合2回目の見当を合わせるために使う。
青焼き(あおやき)
設計図や原稿の校正・複製に使用された技法で、感光紙に原図を重ねて紫外線を照射し、青い背景に白い文字や線が浮かび上がる特徴からこのように呼ばれます。具体的には、製版フィルムなどを青写真感光紙に焼き付けた校正紙や、ジアゾ式複写機(青焼き機)を用いた複製作業を指す。建築や工学分野の設計図複写で広く使われたが、現在はデジタル化の進展により、青焼きの利用は減少。
アウトライン化(あうとらいんか)NEW
デザインソフトで文字や線を輪郭線に変換する作業。この変換により、異なる環境でデザインを開いても文字化けやフォントの置き換わりを防ぎ、デザインを正確に再現することができる。ただし、一度アウトライン化すると文字情報の編集はできなくなるため、重要なデータは必ず事前にバックアップを取っておく必要がある。
赤字(あかじ)NEW
印刷の校正刷りなどに書き込んだ訂正指示のこと。訂正指示は,赤ペンをつかって書き込まれるため赤字という。文字校正では,誤字,脱字などへの訂正指示が印刷校正記号を用いておこなわれる。
アジロ綴じ(あじろとじ)NEW
印刷の綴じ方の一つ
本文の背の部分にノコギリ状の切り込み(アジロ)を入れて接着剤を深く浸透させ、製本強度を高めた製本方法。
ページ同士が部分的に繋がった状態になるため、強度と耐久性が高まりますが、その一方で接着力が強いためページがやや開きにくくなるという特徴もある。
遊び紙(あそびがみ)NEW
本の本文と表紙の間に挟む紙を指し、表紙に汚れや傷がつくのを防ぐ目的で使われる。
アタリ(あたり)
レイアウトやデザインの段階で、写真やイラスト、文字などの配置位置やサイズを示すために一時的に使用する仮の素材や罫線のこと。本番の印刷では削除されるか、差し替えられる仮素材。アタリ画像やアタリ罫など。
厚紙(あつがみ)NEW
一般的な用紙よりも厚みのある紙
圧胴(あつどう)
印刷機で、インキが乗っている版またはブランケットに被印刷物(紙、フィルムなど)を押しつけてインキを転移させるローラーのこと。
アッセンブリ(あっせんぶり)
assemble(集める、組み立てる)が語源で、印刷物を含む複数のアイテムを集め、組み立て、合わせてセットにし、検品・封入・梱包する一連の作業を指す。
アテンションシール(あてんしょんしーる)NEW
商品パッケージなどに貼られる、消費者の注意を引くことを目的としたシール。
多くの場合、商品からはみ出して貼るため、裏面の粘着力が部分的にあるのが特徴。
Adobe CC(あどびしーしー)NEW
アドビ CC(クリエイティブ クラウド)とは、Adobe社が提供する、PhotoshopやIllustratorなど、デザイン、写真編集、動画編集などの主要なクリエイティブツールが使えるサブスクリプションサービス。
網掛け(あみかけ・あみがけ)NEW
文字や画像の背景に細かい点の模様を重ねて修飾する技法。
網点(あみてん)
階調の異なる印刷物を作る際、インキの濃淡を表現するために、細かい点(ドット)の集まりで表現する技法。グラデーションの再現やカラー印刷に使われる。
網線数(あみせんすう)NEW
網点1インチあたりの網点の数を表す数値。
アルグラス(あるぐらす)
メタリックで美しいトーンの紙。印刷後にチヂミ加工(加熱によって表面が縮み、独特の質感を出す加工)ができる。
アルミアルマイト(あるみあるまいと)
アルミニウムの表面を電気化学的に酸化させ、着色する表面処理。耐食性と耐久性が向上。
アルミ蒸着(あるみじょうちゃく)NEW
フィルムにアルミを蒸着させる加工。遮光性・防湿性を高めるために使われる。
アンカーコート(あんかーこーと)
基材に対するコーティング剤またはラミネート材の接着性をよくするために行う下塗りのこと。
アート紙(あーとし)
光沢のある用紙で、紙面の平滑が優れ、白色度も高いため、細かい写真版の印刷に利用される。特アート、並アートの2種類あり、特アートは原紙に上質紙を、並アートは中質紙を使い、原紙表面に白土(クレー)、硫酸バリウムなどの顔料をガゼイン・デンプンなどの糊と混ぜ合わせたものを塗布し、乾燥後、スーパーカレンダーで光沢をつけたもの。原紙両面に塗布したものを両面アート、片面に塗布したものを片面アートという。
RGB変換(あーるじーびーへんかん)NEW
CMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)など他の色空間のデータをRGB(赤・緑・青)カラーのデータに変換すること。
い
イエロー(いえろー)NEW
印刷の基本色の一つ。CMYKの「Y」に該当し、黄色のインクを指す。
板紙(いたがみ)NEW
板のように厚くて硬い紙の総称で、段ボール原紙や包装用、本の表紙、建材など、さまざまな用途で使用される。古紙が原料として多く使われるのが特徴。
イタリック体(いたりっくたい)NEW
15世紀のイタリアで紙のスペースを節約するために考案された、右に傾いたアルファベットの書体。強調、学術用語、外国語の表記などの補助的な用途で使われますが、文字を機械的に傾けた「斜体(オブリーク体)」とは異なる。
一色刷り(いっしょくずり)
単一のインクのみを使って印刷すること。CMYKといったプロセスカラーの一色のみで印刷したり、特別に調合した特色を用いる場合もある。
糸綴じ(いととじ)NEW
印刷物を複数枚の紙の束(折丁)に折り、それらを糸で縫い合わせる製本方法。糸でかがり綴じる糸かがり綴じと、冊子の見開き中央をミシン糸で綴じるミシン綴じなどがある。強度が高く、長期間の使用に耐えられる。
入れ子(いれこ)
面付けの種類。並列で面付けするより一面を180度回転させて、限られた紙サイズに納めるための手法。
色温度(いろおんど)NEW
光の色味を表す尺度。ディスプレイや写真の色調整に使われる。
色校正(いろこうせい)
色の仕上がり具合を確認することを目的に、前もって出来上がりを点検するために少量印刷すること。
色上質紙(いろじょうしつし)NEW
上質紙に色を付けた用紙。チラシや仕切り紙などに使用される。
色玉(いろだま)NEW
印刷の際に仕上がり領域外に配置される、印刷インキの色や版数(色数)を管理するためのマーク。カラーパッチ、コントロールストリップ、カラーバーと同義。
色分解(いろぶんかい)
フルカラーの画像やデザインを、印刷に使用されるインクの基本色であるCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の各色に分解するプロセスで、各色のインク成分比に応じたデータが作成され、それらが重ねて刷られることで、元の画像の色合いを再現する印刷技術。フィルムポジを作成する際のプロセスでもあった。通常、スキャナーで絵柄を読み取り、デジタル分解する。デジタルデータでは、RGBデータをCMYKデータに変換する作業も色分解と呼ばれる。カラー分解と同義。
員数(いんずう)
白紙、刷本、仕上がったものなどの数量を数えること。
インキ転移率(いんきてんいりつ)
印刷により版上のインキが被印刷物に転移したインキ量の比率のこと。
印刷適性(いんさつてきせい)
印刷作業性、印刷効果など印刷全般に対する被印刷物の適性のこと。印刷機へのフィード性、インキ受理性、インキセット・乾燥性、表面強度、平滑性、均一性、印刷面光沢、網点再現性など多数の項目がある。
印刷ムラ(いんさつむら)
印刷面のインキ濃度にムラがあること。被印刷物のインキ受理性にムラがある場合または版・ブランケット上のインキ畳にムラがある場合などに発生する。
インクジェット印刷(いんくじぇっといんさつ)
ノズルからインキを噴射して印刷する方式。少量生産や試作パッケージに適している。
インクジェット印刷機(いんくじぇっといんさつき)
少部数や個別印刷に適している。紙、ポンジ(布)、タック紙の印刷も可能。ただし1枚ずつセットしないと印刷にズレが出る。版の制作は不要。
インデント(いんでんと)NEW
字下げのこと。文章のレイアウト調整に使われる。
インモールド印刷(いんもーるどいんさつ)NEW
成形と同時に印刷を行う技術。プラスチック容器などに使われる。
う
ウェイト(うぇいと)NEW
フォントの太さ。Light、Regular、Boldなど。
ウェットピッキング(うぇっとぴっきんぐ)
オフセット印刷で発生するピッキングの一種で、印刷用紙の湿し水が付いた部分が、インキを乗せる際に毛羽立ったり剥がれたりする不良現象のこと。インキの粘弾性や塗工紙の表面強度、印刷速度などがピッキングの発生しやすさに影響。
ウエブ印刷機(うえぶいんさつき)NEW
巻取り状の被印刷物(たとえば巻取紙)に印刷する機械の総称。巻取紙印刷機と同義。
ウェブフォント(うぇぶふぉんと)NEW
インターネット上で使用されるフォント。DTPでもWeb連携時に考慮される。
ウェルダー加工(うぇるだーかこう)
熱を加えて接着させる加工。携帯ストラップなどのアイテム製作に。
ウォーターマーク(うぉーたーまーく)NEW
紙に施された透かし模様。偽造防止やブランド表現に使われる。
浮き出し加工(うきだしかこう)NEW
紙の表面を盛り上げて立体感を出す装飾技法。エンボス加工、浮き上げ、型押しと同義。
浮き汚れ(うきよごれ)NEW
印刷面に意図しないインクのにじみや汚れが発生する現象。
内校正(うちこうせい)NEW
校正刷りを発注者に届ける前に、社内で行う校正あるいはそのための校正刷り。
略して内校(うちこう)。
打ち抜き加工(うちぬきかこう)NEW
型を使って紙や素材を特定の形に切り抜く加工。パッケージやカードなどに使用される。
型抜き加工やトムソン加工と同義。
裏移り(うらうつり)
枚葉印刷機の場合、紙は印刷機の排紙部(デリバリ)で紙受け台の上に刷本が積み重ねられるが、このとき積み重ねられる刷本の重さで、インキがその上にある刷本の裏面に付着して汚すこと。 被印刷物が印刷直後積み重ねられたり(平判シート)、巻き取られた場合に印刷面に接触している被印刷物の裏面へ印刷インキが転移すること。インキのセットが遅い場合に発生する。裏付きやセットオフと同義。
裏ケイ(うらけい)
一番太い0.4mm幅の罫線のこと。
裏白紙(うらじろし)NEW
印刷物の片面に印刷が施され、もう片面が白紙の状態になっている印刷物やページを指す。印刷物をコスト削減やデザイン効果、視認性の向上のために意図的に作成する場合(冊子の表紙など)と、印刷時のミス(刷りヤレ)で片面しか印刷されなかった場合の両方を指す用語。
裏スリット(うらすりっと)
シールなど粘着製品で裏面基材を剥がしやすくするために、裏面基材にスリットを入れること。略して裏スリともいう。
裏刷り(うらずり)NEW
印刷物の裏面に印刷する技法。透明素材を用いたパッケージなどで使用される。
裏付き(うらつき)
印刷物を重ねた際に、インクが剥がれて裏面にはり付くこと。裏移りやセットオフと同義。
裏抜け(うらぬけ)
印刷用紙が比較的薄いときなどに、表側に印刷したインキが裏側に染み透ること。ストライクスルーと同義。
裏表紙(うらびょうし)NEW
書籍や冊子の最後のページの外側。表紙の裏側にあたる。
ウレタンインキ
柔軟性・耐久性に優れたインキ。布やプラスチックへの印刷に使用。
上紙(うわがみ)
物を上から覆う紙、粘着製品の表面基材として使用される紙のこと。
え
エア抜き(えあぬき)NEW
ラミネート加工などで、空気を抜いて密着させる工程。気泡防止に重要。
エコマーク(えこまーく)NEW
製品やサービスのライフサイクル全体において環境負荷が少ないと認められた商品に付けられる、日本環境協会が認定する環境ラベル。
エスキース(えすきーす)NEW
印刷物のラフスケッチや構成案。デザインの初期段階で用いられる。
エッチング(えっちんぐ)NEW
金属版を腐食させて版を作る技法。グラビア印刷や特殊加工に使われる。
FSC(えふえすしー)NEW
森林管理協議会(Forest Stewardship Council)の略称で、環境・社会・経済のバランスが取れた持続可能な森林管理が行われた認証林から生産された製品に付けられる国際的な認証制度。
演色性(えんしょくせい)NEW
光源を物体に反射させた際に、自然光(太陽光)が当たったときの色をどの程度忠実に再現しているかを示す指標。Ra100が自然光と同様の色再現性を持つ理想の状態。
エンボス(えんぼす)
紙や素材に凹凸をつける加工。高級感や触感を演出するために使われる。
塩ビ(えんび)
塩化ビニル樹脂(ポリ塩化ビニル・PVC)」の略称でプラスチックの一種。耐水性・耐久性・耐候性に優れ、印刷やパッケージの材料、屋外用途のステッカーやサイン、内装材などに広く使われる。軟質塩ビや硬質塩ビ、白塩ビや透明塩ビなどの種類がある。
AR(えーあーる)
Augmented Reality(拡張現実)の略で、現実世界にデジタル情報(画像、動画、音声など)を重ね合わせて表示し、現実世界を拡張する技術や仕組みを指す。印刷物にスマートフォンやタブレットをかざすと、動画や音楽、3Dモデルなどのデジタルコンテンツが画面上に表示される技術は広告やプロモーション、製品カタログなどで活用される。
A判(えーばん)
印刷で使われる国際標準規格(ISO)の用紙サイズ規格で、面積が1平方メートルの「A0」を基本とし、縦横比が一定で分割するたびにサイズが半分になる「白銀比」が特徴。A0の数字が大きくなるほどサイズは小さくなり、A4(210mm×297mm)などが一般的に利用される。
お
追い刷り(おいずり)
既に印刷されている用紙の印刷面に対して、さらに上から文字や画像などを印刷すること、または、印刷物を刷り終わった後、再度追加で同じ印刷物を印刷すること。前者は「多色刷り」や「刷り込み」の文脈で使われる一方、後者は「増刷」や「増し刷り」と同じ意味で使われる。
凹版印刷(おうはんいんさつ)
印刷技術のひとつで、版に図像を削り込んで、ミゾに流し込まれたインキで印刷物へ圧力を加えて転写する印刷技術。転写された印刷は通常の印刷と異なり山のように盛り上がる。一万円札の印刷にも一部用いられる。
置き版(おきはん)NEW
オフセット印刷などの後工程で再利用するために、印刷版をまとめて保管しておくこと。リピート時間を短縮したり、木型や罫線といった部材を節約したりするメリットがある。
オフセット印刷(おふせっといんさつ)
印刷形式の1つで、インキの着く部分(画線部)とインキの着かない部分(親水部)とに分けられた版(PS版)にインキローラーによってインキを乗せ、版の画線部に着いたインキをゴム製シート(ブランケット)の巻かれたローラーに転写した後、紙にブランケット上のインキを移していく印刷方法。1つの版で多数の印刷が可能である。
オフセット印刷機(おふせっといんさつき)
多色刷りが出来るので写真印刷は得意。ただ、耐光性が悪く分厚い材料も通らない。版材につけたインクをいったん別のパッドに転写(オフ)して、改めて印刷素材に転写する。版が直接印刷素材に触れないので、版の傷みが少ない。
オフセットダブリ(おふせっとだぶり)
オフセット多色印刷機で調子の悪い時などに、前胴の印刷画線のインキの一部が後胴のブランケット上に転移し、次の印刷された画線上に位置が少しズレて、ダブって印刷されるトラブル。
表スリット(おもてすりっと)
印刷物の表面に切れ込みを入れることで、開封を容易にすること。また、シールなど粘着製品で表面基材を剥がしやすくするため、表面基材にスリットを入れること。略して表スリともいう。
折(おり)
二つ折、三つ折、観音折など様々な折り方がある。
折丁(おりちょう)
印刷を終えた折を、実際の仕上がりの大きさになるまで折りたたんだもの。製本の単位。4の倍数のページを一枚の紙に印刷し、これをページが順に並ぶように折って一冊の本に仕上げる。
オンデマンド印刷(おんでまんどいんさつ)NEW
必要な時に必要な部数だけ印刷する方式。少部数・短納期に適している。
オンデマンド印刷機(おんでまんどいんさつき)
インクジェットタイプとは異なり、レーザーでトナーを焼き付けて出力する。両面印刷が可能。印刷の際に必要になる刷版制作が不要のため、比較的短納期で対応することができる。
OCR(おーしーあーる )NEW
Optical Character Recognition/Reader(光学文字認識)の略で、画像データ内の文字を認識し、編集・検索可能なテキストデータに変換する技術。業務効率化やデータ入力作業の自動化に貢献。
オーバーコート(おーばーこーと)
印刷物の表面に保護層(ニスやラミネートなど)を施す加工。耐久性や光沢を向上。
オーバープリント(おーばーぷりんと)NEW
下地の色に重ねて印刷すること。色が混ざるため、意図的に使う場合と避ける場合がある。
オーバーラミネーション(おーばーらみねーしょん)
表面保護、光沢付与、変色防止、耐水性向上などのため、基材の表面に薄いプラスチックフィルムを貼り付ける加工のこと。
OPP・OP(おーぴーぴー・おーぴー)
OPP・OPはオリエンテッドポリプロピレンの略で、PP(ポリプロピレン)の一種。高透明度、高光沢感、パリッとしたコシがあるが引き裂きに弱い性質がある。野菜の包装やせんべいなどの食品、衣料品、雑貨、印刷物、ダイレクトメールなど、幅広い用途の包装材に利用される。OPP袋・OP袋など。(CPPはOPPに比べ透明度は劣るものの、柔らかく、引っ張ると伸びるため引き裂きに強い性質がある。)
OPニス(おーぴーにす)
オーバープリントニスの略で、印刷物の表面に透明な油性溶剤を塗布してコーティングする表面加工技術。印刷面の色落ちや擦れによるインキ移り、剥がれを防ぎ、光沢を出すグロスニスと、つや消しにするマットニスがある。通常の印刷機で印刷できるため、PP貼りより低コスト。